八天王とわたし
「でもそれ濡れてる」
「あー」 
今思い出したかのようにハンカチを見る
「忘れてた」
「あ、なら私のをあげます。これならまた使えるし」
そう言って、ポケットに入ってた白色のハンカチを渡す
「サンキュ」
ブーブー
♪♪♪♪
いきなり鳴り出した着信音とバイブ音に少しビクッとする
「なんだろう」
「なんだ?」 
慌てて通話ボタンを押す
「もしもし」
【もしもし!鈴菜!?】
「あ、桜ちゃんどうしたの?」
【それが…】
【ガッシャーン!】
【きゃあああ!】
「桜ちゃん!?」
プッ ツーツー
ど、どうしよう
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