八天王とわたし
「てめえ!」
あ、ダメっ
春くんが陸くんに向かって拳を降り下ろす
ガッ(殴る音)
「ひっ」
「は、る」
その声に私は辺りを見回す
「2人とも!」
「鈴菜、ちゃん」
みんなの怪我もひどく、私はとっさに陸くんと春くんの間に入った
「喧嘩はダメ!」
「なっ」
殴りかかった拳は止められるわけもなく、私の頬に当たる
「鈴菜!」
ゴッ(殴られる音)
い、たい……
「ばっかやろう!なぜ止めに入った!」
「陸くんは理由もなしに人を殴らない!」
「ずずな…」
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