八天王とわたし
「んっ…起きたか」
「…おはよ、ございます」
寝起きの春さんは、可愛いっと言っていいほど大人しかった
「春さんは、なんで四天王になったんですか?」
「……」
「雷兄ちゃんには、兄がいたんです。秋って名前で、ほんと優しくて私にはもったいないくらいでした。なのに…」
思い出しただけでも腹が立つ
「秋兄は、殺されたんです。四天王に、だから私は四天王を許さない。絶対に…!」
それまで、口を閉じていた春さんは、何を思ったのか口を開いた
「それは、俺達のことも許さないのか?」
その質問には、口をつぐんだが、すぐに
「そうだね」
どこで狂ったんだろ
もし私がみんなに出会わなければ、
仲良くならなければ、
「そうか、」
胸が、
「ごめんな」
痛くなることもなかったのかな… 「大丈夫です。…そのかわり、私にはもう近づかないで下さい」
「…おはよ、ございます」
寝起きの春さんは、可愛いっと言っていいほど大人しかった
「春さんは、なんで四天王になったんですか?」
「……」
「雷兄ちゃんには、兄がいたんです。秋って名前で、ほんと優しくて私にはもったいないくらいでした。なのに…」
思い出しただけでも腹が立つ
「秋兄は、殺されたんです。四天王に、だから私は四天王を許さない。絶対に…!」
それまで、口を閉じていた春さんは、何を思ったのか口を開いた
「それは、俺達のことも許さないのか?」
その質問には、口をつぐんだが、すぐに
「そうだね」
どこで狂ったんだろ
もし私がみんなに出会わなければ、
仲良くならなければ、
「そうか、」
胸が、
「ごめんな」
痛くなることもなかったのかな… 「大丈夫です。…そのかわり、私にはもう近づかないで下さい」