八天王とわたし
「お、下ろしてください!」
私は必死に下りようとする
早くしないと発作が……
「うっせえなぁ、怪我してんだよ」
「ちょっと!早く鈴菜を下ろして!」
「さ、桜ちゃん」
周りの男を払い除けて、私を春さんから離そうとする
「お、おい」     
「さくらちゃっ」
お、落ちる!
すると、次は違う手が私を包む
「俺の妹に気安く触ってんじゃねえよ!」
「邪魔すんなよ!」
「なにしてんだよ、雷」
「妹ってなに?」 
お兄ちゃんは私を優しく抱く
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