オフィスに彼氏が二人います⁉︎
あっという間に時間は過ぎ、時刻は二十一時を少し回った頃だった。
そろそろお店を変えようか、なんて話を私と久我くんがしていると。
「ああ、ごめん。二件目に行くなら、二人だけで行ってくれる?」
時山部長が、私と久我くんに突然そう言った。
ついさっきまで三人で楽しく話していたのに、急にどうしたのだろう。
時山部長に目を向けると、右手を額に充て、俯きがちで、なんだか具合が悪そうだ。
大丈夫ですか?と声をかけると、「大丈夫。気にしないで」と返される。
「そういうわけにはいきませんっ。具合が悪い時は無理せずに早く横になりましょう」
私は彼の隣に移動し、そう声を掛けながら身体を支えようとする。
彼も最初は遠慮がちだったけど、すぐに。
「……ありがとう。普段は滅多に、こんな風に酔ったりしないんだけどね」
そう言って、時山部長は私の肩に右手を置きながら、ゆっくりと立ち上がる。
足取りは思ったよりは確かで、肩を貸せば問題なく歩けた。
時山部長の家はすぐそこということで、久我くんと一緒にお家まで送っていくことになった。
久我くんがお会計をしてくれて、私たちはお店を後にした。
そろそろお店を変えようか、なんて話を私と久我くんがしていると。
「ああ、ごめん。二件目に行くなら、二人だけで行ってくれる?」
時山部長が、私と久我くんに突然そう言った。
ついさっきまで三人で楽しく話していたのに、急にどうしたのだろう。
時山部長に目を向けると、右手を額に充て、俯きがちで、なんだか具合が悪そうだ。
大丈夫ですか?と声をかけると、「大丈夫。気にしないで」と返される。
「そういうわけにはいきませんっ。具合が悪い時は無理せずに早く横になりましょう」
私は彼の隣に移動し、そう声を掛けながら身体を支えようとする。
彼も最初は遠慮がちだったけど、すぐに。
「……ありがとう。普段は滅多に、こんな風に酔ったりしないんだけどね」
そう言って、時山部長は私の肩に右手を置きながら、ゆっくりと立ち上がる。
足取りは思ったよりは確かで、肩を貸せば問題なく歩けた。
時山部長の家はすぐそこということで、久我くんと一緒にお家まで送っていくことになった。
久我くんがお会計をしてくれて、私たちはお店を後にした。