トンボ



ガイダンスが終わった休憩時間。


マツが私の席までやってきた。


「あ~だるかったなガイダンス。
この後もあるんだよな?
だっり~」

「そんなことより!マツ!!
私の後ろの席の男の子誰かに似てない?」

「あ?後ろ?」

「ほら!早く見て!」

「見たよ。見たけど誰に似てるかわかんね~」

「もっとよく見てよ!」

「わかんねぇもんはわかんねぇ!
ナナは誰に似てると思ったわけ?」


「魔女の宅急便のトンボ」


マツは目を見開くともう一度後ろの彼の顔を顔を確認した。




そして大爆笑。





< 5 / 19 >

この作品をシェア

pagetop