トンボ
ガイダンスが終わった休憩時間。
マツが私の席までやってきた。
「あ~だるかったなガイダンス。
この後もあるんだよな?
だっり~」
「そんなことより!マツ!!
私の後ろの席の男の子誰かに似てない?」
「あ?後ろ?」
「ほら!早く見て!」
「見たよ。見たけど誰に似てるかわかんね~」
「もっとよく見てよ!」
「わかんねぇもんはわかんねぇ!
ナナは誰に似てると思ったわけ?」
「魔女の宅急便のトンボ」
マツは目を見開くともう一度後ろの彼の顔を顔を確認した。
そして大爆笑。