トンボ


「・・・やばい。似てる」


「だしょ!?
これからはアイツのことトンボって呼ぼ!」


「わかったわかった。
ナナはあだ名つけるの好きだよね」


「本名知らないんだからしかたないじゃん!
予備校来る楽しみ一つ増えた~!」


「単純。笑」






後半のガイダンスも終わって、今日は終わりになった。



「ナナ!食堂でご飯食べて帰らん?」


「賛成!食堂どんなトコか気になるし~」



食堂に行ったら、いっぱい人がいた。



「みんな考えること一緒じゃん!?笑」


「お腹すいた~早く並ぼう!」



トレーを持って並んでいると。



「ナナ!あれトンボじゃん!?」


「あぁ!ほんとだ!」





< 6 / 19 >

この作品をシェア

pagetop