トンボ



食堂の窓際の席にトンボがいた。


友達2人と一緒にいるようだった。



「トンボ友達いたんだね~」


「だな~友達2人とも眼鏡かけてるし!」


「ほんとだ!じゃあフレーム無しのほうがトンボ2号で、黒縁のほうが3号だね。笑
てか2号カッコよくない?」


「ナナってあーゆーのが好みなの?
うちは3号のほうが好み♪
ちょっとヒゲ生えててダンディじゃん」


「え~私は断然2号!」



本当に2号から目が離せなかった。


あの人とは絶対縁がある、これから何かあると感じた。



むしろそう願った。






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