先生、もっと抱きしめて
先生の手
「なんか、オレじゃないみたい」
くねくねした山道を進みながら、先生が言う。
「生徒とこんなとこ来るなんて、絶対しないはずなのに、浮かれてるのかも」
「浮かれてるの?」
「……ああ。誰かがそそのかすからな~」
先生はいたずらっぽく微笑みながら、車は夜景を目指して進む。
誰かって、私?
「なんできょとんとしてんの。あなたのことだよ」
「えへへ、私……ですか」
浮かれてるって、どういう意味……?
先生は、やっぱり私よりずっと大人だから、私には難しい……。
男子には、友達扱いされてる先生。
女子にも……同じようなものか。
それでも、たまにはマツタクファンも見かける。
真剣片思いは見当たらないけど、たぶん今までもちょこちょこいたはずだ。
その間にも、先生はピアノの彼女さんと同棲してたんだなぁ……。
私が、ヒロトに片思いして、つきあえて、1ヶ月で別れてる間も、その彼女さんと……。
もっと前から、知りたかった。
先生のこと。
くねくねした山道を進みながら、先生が言う。
「生徒とこんなとこ来るなんて、絶対しないはずなのに、浮かれてるのかも」
「浮かれてるの?」
「……ああ。誰かがそそのかすからな~」
先生はいたずらっぽく微笑みながら、車は夜景を目指して進む。
誰かって、私?
「なんできょとんとしてんの。あなたのことだよ」
「えへへ、私……ですか」
浮かれてるって、どういう意味……?
先生は、やっぱり私よりずっと大人だから、私には難しい……。
男子には、友達扱いされてる先生。
女子にも……同じようなものか。
それでも、たまにはマツタクファンも見かける。
真剣片思いは見当たらないけど、たぶん今までもちょこちょこいたはずだ。
その間にも、先生はピアノの彼女さんと同棲してたんだなぁ……。
私が、ヒロトに片思いして、つきあえて、1ヶ月で別れてる間も、その彼女さんと……。
もっと前から、知りたかった。
先生のこと。