1mmがもどかしくて
次の日の朝、私は顔色を悪くして学校へ向かった。

(昨日のトークで、今日は駅まで迎えに来てくれてそっから登校出来るなんて…夢見たい!!)

高校の最寄りまでくると、制服姿でイヤフォンを付けて待っている龍彌君がいた。

明美「ごめーん!待った?電車遅延しちゃってさ…」
龍彌「全然待ってないよ、それより遅刻しちゃうから早く行こ?」

そう言ってあたしの手を握り2人で学校まで歩いていった。
学校に付けば海紅がすぐさま飛んできた。

海紅「あんたLIMEもよこさないで…って、アンタ顔色どうしたの?」

海紅に昨日の出来事を話す。

海紅「えーーーっ!!おめでとうじゃん!スクールラブじゃんいいなぁ。」

明美「海紅にもそのうち出来るって〜(笑)」

そんな話をしていたら授業のチャイムがなった。
その日は、自己紹介だけで、すぐにHRになった。

もちろん、帰りも龍彌と。
近くの繁華街によって、プリクラを取って、ご飯を食べてその日は解散した。

今思えば、あれが最初で最後のプリだったのかもしれない。
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