1mmがもどかしくて
苦痛の1年。幸せの数ヶ月。
わたしは、失恋をしてから高校を行かず、そのまま退学をした。

もちろんちゃんと、仕事もして、新しい恋にも進んだ。

だけど何故だろう。

付き合っていても、龍彌と比べてしまう。
あの優しさ、笑う時がすごく可愛いところ、思ってくれているところ。

振られたはずなのに、別れたことにとても後悔している。

月日は流れて、2017.1.7。
龍彌と私は連絡を取り合うようになり、遊ぶことになった。

もちろん、私まだ好き。
『俺さぁ、彼女出来たんだよね!』
「そ、そうなんだ!おめでとう!」
(そうだよね……)
『遠距離なんだけどね。』
その時、あたしに悪魔の囁きが聞こえた。

【その子から、龍彌を奪っちまいな。】

私は何故か、龍彌の手を握り、

「離れて欲しくない。」
そう言っていた。

それから定期的に会うようになった。

しばらく経ってから、また連絡を取り始めた。

『暇だから遊ぼ』
「いいよ!どこ行く?」
『カラオケ行きたくね?』
「よし!一時にうちの家きてね!」

そう言って私は身支度を始めた。

約三ヶ月ぶりに龍彌に会う。
とびきりお洒落をしたいと思ってこっていた。

♪ピーンポーン
私は支度が終わっていなかった。
(やばい!!支度終わってない!!どうしよ。パパに頼もう。)

そうしてパパに出てもらい、家出お茶をした。

30分くらいして私達はカラオケへと向かった。
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