1mmがもどかしくて
カラオケについて、デンモクを手に取る。

するといきなり龍彌の口が開いた。

『明美!これ上げるよ。』

見せられたものは、遠距離恋愛していた彼女と別れたことを示すトークだった。

龍彌の言い分は、【好きな人ができたから別れてほしい。】と、打たれている。

私はびっくりした顔で龍彌を見つめる。


「別れて…よかったの??」
『あぁ、好きな人できたしな。』

(好きな人なんて…まさかうちの事じゃないしね…)

なんて内心思っていたのに、龍彌と顔は近かった。
あと1mm近づいたらキスができる距離。

私はその1mmをゆっくり埋めてキスをした。

それ以来、龍彌とは会ってない。

トークはしている。


次回はチーズタッカルビを食べに行こうという目的でデートを取り付けた。

これからどうなっていくのか。
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