いじめっ子には愛の鎖を





「明日はのび華の両親に挨拶だな」




淳太君はぽつりと言う。





「挨拶だなんて……」




ただ付き合っているだけなのに、挨拶なんて大袈裟だよ。

だけど、それが嬉しかった。

両親に挨拶してくれるということは、淳太君もそれだけの覚悟を持って付き合ってくれているのだと思うと。



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