いじめっ子には愛の鎖を






淳太君はなおも甘い瞳であたしを見つめたまま、そっと告げる。






「俺は一生お前から離れない。




……結婚してくれ」







清々しい涙が頰を落ちた。

淳太君を力いっぱい抱きしめて、ずっと身体を震わせていた。

愛されることが、こんなに温かいなんて。




< 230 / 235 >

この作品をシェア

pagetop