いじめっ子には愛の鎖を
その待ち受け画面には、綺麗な女性が写っていることを。
三年前と変わらないその待ち受けに、胸がズキズキと痛む。
淳太君はあたしが好きなんて言いながら、本命の彼女がいるのだろうか。
あたしを抱き壊しながら、本命の彼女には優しくしているのだろうか。
想像すると、また涙が溢れてくる。
そんなあたしに、淳太君は
「妬いてんのか?」
ありえないことを言う。
何言ってるの!?
妬くに決まってるじゃん!
顔をくしゃくしゃに歪めるあたしに、淳太君はあり得ないことを告げた。
「これ、俺の好きなセクシー女優」
「はっ……はぁぁぁぁ!?」
最低だ、淳太君は最低だ!!