好きな人が現れても……
至らないことを言います
翌日、始業ギリで庶務課の中に飛び込んだ。
焦って席に着く私に杏梨ちゃんが、珍しいね…と声をかけてくる。
「ひょっとして紺野君とお泊りだったの?」
きゃはっ…と言いながら、まるで自分もそうだという感じの顔つき。
私は目線を背け、違う…と一言言い放ち、直ぐにパソコンを起動させて仕事を始めた。
酔ってたせいか、昨夜は思ってた以上に深く眠った。
夜中に一度起き出して水を飲んだ後、再び朝まで起きなかった。
鳴り続けるアラーム音にようやく目を覚ませば寝過ごしてる。
慌ててシャワーを頭から浴びて覚醒し、バタバタと髪を乾かして着替えて出た。
朝食代わりのジュースを買い、それを駅の構内で一気飲み。
久し振りに揺られたラッシュ時の電車は凄まじく、軽い乗り物酔いをしてる感じがする。
二日酔いではないムカつきに耐えながら、黙々と伝票入力を続けた。
お昼前になり、ようやく気分の悪さから解放され始める。
だけど、食事をする気にはならず、杏梨ちゃん達には適当な嘘を吐いて社食へ行くのを断った。
焦って席に着く私に杏梨ちゃんが、珍しいね…と声をかけてくる。
「ひょっとして紺野君とお泊りだったの?」
きゃはっ…と言いながら、まるで自分もそうだという感じの顔つき。
私は目線を背け、違う…と一言言い放ち、直ぐにパソコンを起動させて仕事を始めた。
酔ってたせいか、昨夜は思ってた以上に深く眠った。
夜中に一度起き出して水を飲んだ後、再び朝まで起きなかった。
鳴り続けるアラーム音にようやく目を覚ませば寝過ごしてる。
慌ててシャワーを頭から浴びて覚醒し、バタバタと髪を乾かして着替えて出た。
朝食代わりのジュースを買い、それを駅の構内で一気飲み。
久し振りに揺られたラッシュ時の電車は凄まじく、軽い乗り物酔いをしてる感じがする。
二日酔いではないムカつきに耐えながら、黙々と伝票入力を続けた。
お昼前になり、ようやく気分の悪さから解放され始める。
だけど、食事をする気にはならず、杏梨ちゃん達には適当な嘘を吐いて社食へ行くのを断った。