好きな人が現れても……
二人は何とか孫と一緒に居ようとするのだが、真央は一向に聞き入れない。
仕方なく歩いて二、三分の距離にある公園まで行った。
滑り台とブランコ以外は砂場しかない小さな公園。
真央は喜んで滑り台へと駆け出し、行くよー!と声を出しては滑り降りてくる。
何度かそれを繰り返すと、今度はブランコに乗ろうと引っ張って行く。
「ひろも一緒に乗ってー」
大人が座れば膝が折れ曲がり過ぎて痛いくらいに低いブランコ。
それでも漕ぎ出せば勢いが付くのが面白いらしい。
もっともっと…と声を弾ませて喜ぶ真央。
怖くないのかと思うが、そういうスリルがいいらしい。
一頻り遊ぶと飽きてきたのか、ママの家へ帰ると言いだした。
実家へ戻ると、やっと相手をして貰えると思った義父が一緒にスイカを食べようと縁側に誘った。
「あのね、今日はクッキング教室でギョーザを作ったんだよ。ギョーザの作り方はパパの会社のハヅキちゃんに教わったの」
お喋りな真央は秘密にしておけと言ったことをアッサリと暴露した。
「ハヅキちゃん?」
仕方なく歩いて二、三分の距離にある公園まで行った。
滑り台とブランコ以外は砂場しかない小さな公園。
真央は喜んで滑り台へと駆け出し、行くよー!と声を出しては滑り降りてくる。
何度かそれを繰り返すと、今度はブランコに乗ろうと引っ張って行く。
「ひろも一緒に乗ってー」
大人が座れば膝が折れ曲がり過ぎて痛いくらいに低いブランコ。
それでも漕ぎ出せば勢いが付くのが面白いらしい。
もっともっと…と声を弾ませて喜ぶ真央。
怖くないのかと思うが、そういうスリルがいいらしい。
一頻り遊ぶと飽きてきたのか、ママの家へ帰ると言いだした。
実家へ戻ると、やっと相手をして貰えると思った義父が一緒にスイカを食べようと縁側に誘った。
「あのね、今日はクッキング教室でギョーザを作ったんだよ。ギョーザの作り方はパパの会社のハヅキちゃんに教わったの」
お喋りな真央は秘密にしておけと言ったことをアッサリと暴露した。
「ハヅキちゃん?」