好きな人が現れても……
戸惑いながら首を縦に動かし、「ごめん。先に行っといて」とドアの外にいる同僚達に声をかけた。
課長のデスクに近寄ると、部署に残ってる人達の顔を見て、「此処ではちょっと…」と囁くから、「じゃあ他の所で伺います」と答えた。
ドアを開けて部署を出て待ってると、課長は自分のお昼ご飯を手にして出てくる。
「悪いけど上で」
人差し指の先を上に示し、暑いけどいい?と訊ねる。
屋上かぁと察し、一瞬だけ暑いよねーと思ったけど首を縦に振った。
課長と二人きりになれるなら、暑さなんて関係ないし…と頭の中で切り替えた。
課長は階段で行くと言うので、私はエレベーターで先に行っておきます、と伝えた。
別にやましい関係ではないから一緒に上がったっていいのだけど、この間は膝がガクガクして痛くて、同じ思いをするのは懲り懲りだと思ったから止めた。
課長よりも先に屋上へと出るドアの前に着き、体当たりする様な格好で開け、照り付ける日差しの下に出て行こうかどうしようかと躊躇う。
一応UVケアはしてる。
だけど、真夏のお昼時は紫外線量もハンパない。
課長のデスクに近寄ると、部署に残ってる人達の顔を見て、「此処ではちょっと…」と囁くから、「じゃあ他の所で伺います」と答えた。
ドアを開けて部署を出て待ってると、課長は自分のお昼ご飯を手にして出てくる。
「悪いけど上で」
人差し指の先を上に示し、暑いけどいい?と訊ねる。
屋上かぁと察し、一瞬だけ暑いよねーと思ったけど首を縦に振った。
課長と二人きりになれるなら、暑さなんて関係ないし…と頭の中で切り替えた。
課長は階段で行くと言うので、私はエレベーターで先に行っておきます、と伝えた。
別にやましい関係ではないから一緒に上がったっていいのだけど、この間は膝がガクガクして痛くて、同じ思いをするのは懲り懲りだと思ったから止めた。
課長よりも先に屋上へと出るドアの前に着き、体当たりする様な格好で開け、照り付ける日差しの下に出て行こうかどうしようかと躊躇う。
一応UVケアはしてる。
だけど、真夏のお昼時は紫外線量もハンパない。