いつかまた。【完】
宝と仲直りをした日、宝は兄貴の墓に行きたいと言った
俺は喜んで宝を連れて行った
俺自身も宝を兄貴に紹介したかったから
久々に兄貴の墓に来た俺は少し長く話してしまった
(兄貴、俺の隣にいるのが宝だ。俺が初めて愛した女だよ…。俺は絶対宝を幸せにする)
無事兄貴に宝を紹介できた俺は目を開けた
横を見ると宝が空を見ていた
この時俺は気づいていたんだ
宝の頬を一筋の涙が流れていたことを…