いつかまた。【完】
「何の用って、ただ目の前で死のうとしてたヤツを助けただけだけど?」
そう言って私から離れる
なんて勝手な理由
「すみません、あと1歩でトラウマになる所でしたね」
私は冗談でそう言うと、私の腕を引いた人の方を向いた
そこに立ってた人は男で、よく見るとイケメンだった
背が高く、アッシュグレーに染められた髪にピアス、目はでかい訳じゃないけど整っており鼻も高い
「あぁ、確かにあと1歩で俺はエグい物を見るところだったわ」
だるそうにそう言って煙草を取り出した