羽をくれた君へ。
どこまでも行ける、羽がある。
俺には見えたよ。
だから、絶対夢を諦めないで。
俺の夢でもあるんだから。
俺は見てるから。
雫のことを。
雫。
自分の羽を広げろ。
誰よりも高く飛べ。
魁音より
━━━━━━━━━━━
長い長い手紙に私の涙が零れる。
魁音。
魁音。
私1人じゃ何も出来ないよ。
だって、ずっとずっと私の前を歩いてたのは魁音じゃん。
私を置いてどこまでも行くのは魁音じゃん。
なんだよ。
私の顔見たかったって。
だったら言えばいいのに。
入院してる事も教えてくれなくて、勝手にどこかに行っちゃって。
自分勝手だよ。
ねぇ、魁音。
私は手紙をぎゅっと握りしめる。
すると、最後の紙の裏になにか書かれているのに気づいた。
━━━━━━━━━
忘れるところだった。
ノート。
それは雫が夢を叶えたら、もし良かったら使ってほしい。
俺の最初で最後の・・・・・・・
━━━━━━━━━━━━
そこで文字は切れていた。
俺には見えたよ。
だから、絶対夢を諦めないで。
俺の夢でもあるんだから。
俺は見てるから。
雫のことを。
雫。
自分の羽を広げろ。
誰よりも高く飛べ。
魁音より
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長い長い手紙に私の涙が零れる。
魁音。
魁音。
私1人じゃ何も出来ないよ。
だって、ずっとずっと私の前を歩いてたのは魁音じゃん。
私を置いてどこまでも行くのは魁音じゃん。
なんだよ。
私の顔見たかったって。
だったら言えばいいのに。
入院してる事も教えてくれなくて、勝手にどこかに行っちゃって。
自分勝手だよ。
ねぇ、魁音。
私は手紙をぎゅっと握りしめる。
すると、最後の紙の裏になにか書かれているのに気づいた。
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忘れるところだった。
ノート。
それは雫が夢を叶えたら、もし良かったら使ってほしい。
俺の最初で最後の・・・・・・・
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そこで文字は切れていた。