羽をくれた君へ。
ついて行くとそこは、テレビで見たような音楽スタジオ。


録音スペースにたくさんの機会。


私は驚いて口が開きっぱなし。


「凄い・・・・・・。凄い、凄い、凄い!!あはははっ!夢見たーい!!初めて見た!!この機会何!?それにこのマイク!!本物のアーティストみたいだー!!」


1人はしゃぐと魁音が笑った。


「きっと雫ならそういう反応してくれると思ってたよ。・・・・・・じゃあ、1発やってみる?」


魁音がギターを取り出しながら言った。


「やる!!」


私はマイクの前に立った。


隣にギターを持った魁音。


「あれ?いつものと違うね。」


「いつものはアコギ。今日はエレキだよ。ここに来る時はいつもこっち。」


「へー!・・・・ふふっ。こっちの方が魁音っぽい。全身真っ黒の服だから赤と黒のギターって目立つね。」


細くてすらっとした魁音に凄く似合う。


「そう?ありがとう。・・・・・雫初めてでしょ?エレキの音聞くの。最初に俺が適当に弾くから、その後入れるところから入ってきて。」

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