羽をくれた君へ。
「桜?・・・・・・漢字もあの桜?」
「うん。そうだよ。・・・・・・・・あぁ。言ったら泣けてきちゃった。」
私がまた泣き出すと美紅さんが頭を撫でてくれた。
久しぶりに人の温もりを感じた。
思いっきり泣いたら頭が冷静になってきた。
すると、ずっと黙っていた美紅さんが言った。
「それで、今両親はどうなの?」
今の、両親?
それは、言ったら私が嫌われそうじゃない?
こんな腐った人が親だなんて。
すると私の気持ちに気づいたのか魁音が私に向かって言った。
「別に両親の話を聞いて雫のことが嫌いになる訳じゃないよ。俺は雫を助けたいから聞きたいんだ。」
私は、魁音の言葉を信じて話す。
「両親はそれから喧嘩が増えて、すれ違いが増えて、お母さんは新しい男がいる。お父さんは夜遅くまで3人の女の人と会っている。」
2人は驚いた顔をしたけど、これが私の家の今だから。
「お互い私には嘘ばっかりなんだ。本当はなんでも知ってるって言うのに。嘘ばっかりつく。もう、あの作った笑い顔を見るなんてごめんだ。」
「うん。そうだよ。・・・・・・・・あぁ。言ったら泣けてきちゃった。」
私がまた泣き出すと美紅さんが頭を撫でてくれた。
久しぶりに人の温もりを感じた。
思いっきり泣いたら頭が冷静になってきた。
すると、ずっと黙っていた美紅さんが言った。
「それで、今両親はどうなの?」
今の、両親?
それは、言ったら私が嫌われそうじゃない?
こんな腐った人が親だなんて。
すると私の気持ちに気づいたのか魁音が私に向かって言った。
「別に両親の話を聞いて雫のことが嫌いになる訳じゃないよ。俺は雫を助けたいから聞きたいんだ。」
私は、魁音の言葉を信じて話す。
「両親はそれから喧嘩が増えて、すれ違いが増えて、お母さんは新しい男がいる。お父さんは夜遅くまで3人の女の人と会っている。」
2人は驚いた顔をしたけど、これが私の家の今だから。
「お互い私には嘘ばっかりなんだ。本当はなんでも知ってるって言うのに。嘘ばっかりつく。もう、あの作った笑い顔を見るなんてごめんだ。」