羽をくれた君へ。
「私じゃなくて、本当は妹に生きてて欲しかったんだよ。・・・・・・・2人は全く妹のことを話さないの。」
そこまで話すと美紅さんがカフェモカを出してくれた。
「辛いこと聞いてごめんね。でも、あんたは1人で抱え込みすぎよ。私たちがいるんだから頼りなさい。」
「そうだよ。・・・・・雫、迷惑じゃないから苦しかったら話してよ。俺が役に立つ訳じゃないけど、なんにもしてやれないわけじゃないから。」
「・・・・・・・・あり、がとっ。」
妹が亡くなってから誰かに頼れなんて言われたの初めてだった。
「でも、親に何か言わないとそれは変われないわよ。・・・・・・・雫からも何か言ってみたらいいんじゃない?」
「何度も考えた。でも、言えない。まだ、そんな決心出来てないの。」
私の言葉であの2人がどうなるのか。
今より酷くなるかもしれない。
それが怖い。
「ゆっくりでいいよ。」
「・・・・・え?」
「雫が言えるタイミングで言えばいい。苦しかったら俺のところに来ればいいだろ?」
そこまで話すと美紅さんがカフェモカを出してくれた。
「辛いこと聞いてごめんね。でも、あんたは1人で抱え込みすぎよ。私たちがいるんだから頼りなさい。」
「そうだよ。・・・・・雫、迷惑じゃないから苦しかったら話してよ。俺が役に立つ訳じゃないけど、なんにもしてやれないわけじゃないから。」
「・・・・・・・・あり、がとっ。」
妹が亡くなってから誰かに頼れなんて言われたの初めてだった。
「でも、親に何か言わないとそれは変われないわよ。・・・・・・・雫からも何か言ってみたらいいんじゃない?」
「何度も考えた。でも、言えない。まだ、そんな決心出来てないの。」
私の言葉であの2人がどうなるのか。
今より酷くなるかもしれない。
それが怖い。
「ゆっくりでいいよ。」
「・・・・・え?」
「雫が言えるタイミングで言えばいい。苦しかったら俺のところに来ればいいだろ?」