羽をくれた君へ。
真っ黒な瞳の裏にある微かな希望。
あんな声を持ってるのに、瞳は真っ黒なんて。
「じゃあ、お前はその瞳を直したいって思ったんだろ?・・・・・・・なら、お前に出来ることは一つじゃねぇの?」
俺に出来ること。
「何、それ。」
「・・・・・・・・お前が、雫をプロにさせてやんなきゃ。」
俺が、雫を?
「だって、お前がスカウトしたんだろ?それに、本人が自分から歌いたいって言ったなら尚更だろ。・・・・・・・お前が約束破るとかなんでそんなこと言ったんだとか、今は違うだろ。まずは、雫をプロにさせてやることだろ。お前に出来ることは。」
俺が雫をプロにする。
・・・・・・・・・・そっか。
俺は、死ぬかもしれないけど、雫はここで生きるんだ。
なら、俺は雫のために出来ることを全部しなきゃ。
「ワケありなんだろ。雫。なら、お前が出来ることをやってやれよ。お前が人の人生を変えるかもしれねぇぞ。・・・・・お前が雫に変えてもらったように。」
「・・・・・・・恩返し、みたいな?」
「まぁ、俺が言えるのはここまでだな。」
あんな声を持ってるのに、瞳は真っ黒なんて。
「じゃあ、お前はその瞳を直したいって思ったんだろ?・・・・・・・なら、お前に出来ることは一つじゃねぇの?」
俺に出来ること。
「何、それ。」
「・・・・・・・・お前が、雫をプロにさせてやんなきゃ。」
俺が、雫を?
「だって、お前がスカウトしたんだろ?それに、本人が自分から歌いたいって言ったなら尚更だろ。・・・・・・・お前が約束破るとかなんでそんなこと言ったんだとか、今は違うだろ。まずは、雫をプロにさせてやることだろ。お前に出来ることは。」
俺が雫をプロにする。
・・・・・・・・・・そっか。
俺は、死ぬかもしれないけど、雫はここで生きるんだ。
なら、俺は雫のために出来ることを全部しなきゃ。
「ワケありなんだろ。雫。なら、お前が出来ることをやってやれよ。お前が人の人生を変えるかもしれねぇぞ。・・・・・お前が雫に変えてもらったように。」
「・・・・・・・恩返し、みたいな?」
「まぁ、俺が言えるのはここまでだな。」