あの空を越えて逢いにいく。
逢坂くん、星乃くんとは、
うちの高校のイケメンTOP3に選ばれる有名人なのだ。





いつも少し不機嫌そうで
近寄りがたいオーラだけれども

長身でとても綺麗な顔立ちをしている
黒髪の逢坂くん。




その隣でいつも笑顔で
子犬のように可愛いくて

クルクル茶髪の星乃くん。





二人とも同じ一年生。

クラスまでは知らないけど。







私は普段からよくこの二人に救われる。



もちろん向こうは私を助けているつもりは
毛頭ないと思うけれど。



話したこともないし
私の存在すら知らないと思う。





ただ

さっきみたいに私のせいで
嫌な空気が流れることがよくあって



だけど二人が近くに現れると


たったそれだけで
周りのみんなそっちに夢中になって
その場の空気すらも華やかで、賑やかになって。





そのたびに私は
ホッ・・・・と救われるんだ。




まるで仏様…

いや、見た目的にはスーパーマンかな。



私は、彼らを見かけると
いつも手を合わせ拝んでしまうんだ。



それはもう、条件反射のように‥‥



ありがたい存在すぎて
無条件で合掌してしまう。







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