あの空を越えて逢いにいく。
待ち合わせ場所へ行くと
今日は逢坂くんの方が先に来ていた。
逢坂くんの姿を見てなぜだかホッとする。
「す、すみません遅くなりましたっ」
私が駆け寄ると逢坂くんはスマホをしまう。
「はよー」
「お、おはようございます!」
昨日も思ったけど逢坂くんの私服ってかっこいい。
シンプルでラフな服装なのに
モデルさんみたいに雰囲気がある。
「今日は色々行きたいから自転車な」
「え、私歩いてきちゃった」
「いーよ後ろ乗って」
逢坂くんは赤い自転車にまたがると
後ろに乗るようにうながしてくる。
「え?え?ええ?」
「コラさっさと乗らねぇと置いてくし!」
「は、はいっ!」
自転車の二人乗りなんて
生まれて初めて。
私が逢坂くんの後ろに遠慮がちに座ると
逢坂くんはペダルをこぎ出す。
「しっかり掴まれよー?」
「は、はいっ!」
逢坂くんと一緒にいると
死んでしまった私の心に命が吹き込まれて
どんどん元気が満ちてくるよう。
今日が楽しくて、明日も楽しみで
こんな感覚、逢坂くんと出会って初めてだよ。
ギュッ‥‥
逢坂くんの背中につかまると
とても大きく温かく感じた。
今日は逢坂くんの方が先に来ていた。
逢坂くんの姿を見てなぜだかホッとする。
「す、すみません遅くなりましたっ」
私が駆け寄ると逢坂くんはスマホをしまう。
「はよー」
「お、おはようございます!」
昨日も思ったけど逢坂くんの私服ってかっこいい。
シンプルでラフな服装なのに
モデルさんみたいに雰囲気がある。
「今日は色々行きたいから自転車な」
「え、私歩いてきちゃった」
「いーよ後ろ乗って」
逢坂くんは赤い自転車にまたがると
後ろに乗るようにうながしてくる。
「え?え?ええ?」
「コラさっさと乗らねぇと置いてくし!」
「は、はいっ!」
自転車の二人乗りなんて
生まれて初めて。
私が逢坂くんの後ろに遠慮がちに座ると
逢坂くんはペダルをこぎ出す。
「しっかり掴まれよー?」
「は、はいっ!」
逢坂くんと一緒にいると
死んでしまった私の心に命が吹き込まれて
どんどん元気が満ちてくるよう。
今日が楽しくて、明日も楽しみで
こんな感覚、逢坂くんと出会って初めてだよ。
ギュッ‥‥
逢坂くんの背中につかまると
とても大きく温かく感じた。