「強がってんだよ…気づけバカっ。」
タイトル未編集
「あんたなんて生まなきゃよかった。」
うん。
「あんたが私の人生
めちゃくちゃにしたのよ。」
うん。
「っ、なに!。その目っ!!!」
あっ、、まただ。
〜 優side 〜
ピピピッ///
朝を知らせる目覚ましに手をかける
毎朝、願ってもいない朝が必ずやってきて、何気ない1日が始まる。
「 準備しないと 」
私、綾瀬 優 (あやせ ゆう)は今年から南高校の2年生になる。
朝のホームルームは8時30分から
そろそろ、着替えよっ、
「あっ、、。」
パジャマを脱ぐと露わになるアザ
内出血してる
こんなの、いつもの事。
そう思いながら、昨日できたばかりのそれから目を逸らす。
着替え終わって、恐る恐る、
鏡を覗いてみた。
… よかった …
制服にひとつ残らず隠れている
それに安堵する
もうそろそろごはん食べないと
重い足取りで階段を降りる
「あらっ!優、 おはよっ! 」
「あっ、うん。 おはよ、、」
「今日はね、優が好きなものばっかよ!!
ほらっ!!食べてみて食べてみて!!」
「あっ、うん!」
「どう?」
「おいしい」
「でしょ?、よかった!」
お母さんは優しい。
いつも、いつも。
でもきっと
今日の夜にはまた…
壊れちゃうんだっ、、。
< 1 / 129 >