「強がってんだよ…気づけバカっ。」

「だけどっ、、」


ホッとした顔から真剣な顔に戻ると
その瞳は私を真っ直ぐ見つめてて



「なんで、抵抗しなかった?」



あのまま消えたっていいと思ったから。

なんて、、 言えない。



「逃げようと思えば出来そうだったのに
抵抗してなかったから、、」


「突然だったからっ‥
フリーズしちゃって‥」


違う。面倒だった。

自分のために動くなんて、、
馬鹿バカしかった‥


「もうどうなってもいいって思った?」


「違うよっ、、ちがう。」


「消えればいいって思った?」


「そんなんじゃないっ、、よ。」
< 112 / 129 >

この作品をシェア

pagetop