「強がってんだよ…気づけバカっ。」
罪。

ーーー 数日後 ーーー


倉田さんは宣言通りに友達をしている。
とはいっても、、お昼を一緒に食べるくらい

でも、その時間は
私にとっては幸せに思えた。

ところで、今日の学校は
朝から異常だった…。


『きゃーーー///』


朝から学校中に響き渡る歓声に
教室に着くとすぐに納得した。


『竹内くん!!久しぶり〜♪』

『もぉー心配してたよぉ〜//』

『やっぱかっこいい〜///』


飛び交う女子達の声に、、
自然と聞き入っていた。


ここ最近、ずっと使われることのなかった
机とイス。


女子に囲まれながらもそこにいるのは

こうくんだった…。



久々に見たこうくんの姿に
いてもたってもいられなかった。


自分でもびっくりした。
あの女子の渦の中に進んで入って
こうくんに自分から話しかけるとかっ


「こうくんっ…」


勇気を振り絞って、、名前を呼ぶ。


「ゆう?」


驚くこうくんを改めて見ると

少し痩せて、顔にアザまでつくっている。


なんで、教えくれなかったの。

想像もできないほどの辛さを背負っても
まだひとりでそーやって、、

笑うんだ、、こうくん。


「ゆう? 大丈夫か?」


何言ってんの、、、どっちが…、、、、

どっちがっ、、、


「大丈夫じゃないのは、こうくんの方だから。」
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