「強がってんだよ…気づけバカっ。」


「こんな私でよければ、」

「えっ!!!マジ?!!!!
絶対断られるって思ってたからさっ、
やべーーー、ちょーうれしい。
綾瀬さん、ありがとう。」


すごいな。竹内くん、、

こんな嬉しそうなフリ簡単にできるんだ。


「あっ、じゃあさ!!これからは俺のこと、
こうって、呼んでよ!。
あと、恋人なんだから、タメで話そっ。
って俺、ごめん。ついついうれしくて。」

「ううん。そうしよ!」


うれしそうに話す竹内くんは
すごい、かわいいなって思った。

わかってる。

けど、これも演技だよね?


「ねぇ、綾瀬さんのこと
ゆうって呼んでもいい?」

「うん。もちろん!」

「やべーーー!ありがとう!!!」



そういえば男の子に
呼び捨てにされたことなかったな。

不覚にもちょっとうれしい。


「あとさっ、今日の放課後
一緒帰ってもいい?」

「えっ?!」

「やっぱ、優のこと家まで送りたいし
もっと色々話したい。」

「いいの?甘えて。」

「も、もちろん//」

「ありがとう。じゃあ、お願いします。//」


そういえば…
昨日は楠木くんが送ってくれるって
言ってくれたな。

でも、楠木くんにはどーしても申し訳なくて断っちゃった。

なんでだろ、、


竹内kっじゃなくて!!
こ、こうくんには甘えられる。


カップルってきっと
こーゆー事するんだよね?

彼氏に家まで送ってもらうとか。

ちょっとでも、カップルらしく振る舞えるようにがんばろっ。


それに、こうくんには


気を遣わないでいられる。

だって、、





どーせ、罰ゲームだから。
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