「強がってんだよ…気づけバカっ。」
・:*+.消えちゃいそうな光・:*+.
ーーーー ピコッーーー
ケータイの通知音がひとりの部屋に響く
画面を覗いて、表示される名前は
一瞬にして私の罪悪感を呼び起こした。
「‥、こうくんっ‥ 」
ここ最近、目を合わすことも、話しかけることすら出来ないままだった。
だから、もうこのままお互いに
自然消滅するんだって、どこかで思ってた。
だけど、、 こうくんからのLINE。
このまま未読のままで通したら
きっと、もう二度とこうくんとの繋がりがなくなってしまう。
そんな気がした‥
だから、最後に一言だけでいい
【ありがとう】って伝えたい。
その一心でトーク画面を開く
『 優〜、元気??
最近、会えなくて寂しい。
優のことばっか考えてる。
会いたい。優と話がしたい。』
こうくんのストレートな優しさが
文面だけでも伝わってくる
会えなくて寂しいって‥
会いたいって‥
そんな事、初めて言われた。
どんだけこうくんから距離をとっても
きっと、こうくんはすぐに縮めてくれる。
受け止めてくれる。