「強がってんだよ…気づけバカっ。」

何も口に出せないままの私に、、

「竹内だってさ、明日の朝には
けろっとした顔で学校来るよ。」

なんて、慰めてくれる。

楠木くん、私もそう信じたいよ。

けど、どうしても、嫌な予感だけが
ずっと頭をよぎるんだ。


「うん。、、でも、心配だよ。」

本当に素直な気持ち。
こうくんの事が、心配でたまらない。

私の好きは楠木くんでいっぱいなのに、、
それでも、やっぱりこうくんは
私の中では他とは違う【特別】だから‥

もし、こうくんが困ってるなら
助けてあげたいなんて、思う。


「そっか‥、、竹内のこと大切なんだ。」



また、傷ついた顔をする楠木くん。
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