君を離さない
放課後
次の日、俺は自然とクラスの女の子や男の子なと顔見ず、ただ、椅子に座って窓の外を眺めながら考え事をした。俺は霧島が親友だと思っていたが女の子のことになると人を平気で悪口言う。あんな奴だとは思わなかった。

結花には昨日、俺の気持ちを伝えた。もうフラれてもいーや。

そんなことを考えながら窓の外を見ていた。

金田「橘きん。」

横から女の子の声がした。

振り向くと直美だった。

金田「私、ごめんね。」

直美の目から涙が流れていた。

橘「どうしたの?」

直美「私ね、あなたが結花と仲良くしていたのは前から分かってた。でも、あなたを奪いたかったの。でも、やっぱりあなたの頭には結花しか見えてないのが分かった。」

橘「金田さん、ごめん。」

直美「謝らないで。あのね、結花から伝達。放課後、屋上に来て。って」

結花から伝達?たぶん、告白の返事かも。

結花が悩んで決めた結果だあ。断られても仕方ない。

俺は放課後、屋上へ上がった



< 12 / 14 >

この作品をシェア

pagetop