君を離さない
俺は放課後、屋上へ上がった。

そこには結花が一人立っていた。

橘「浅倉さん。」

浅倉「橘くん、来てくれたんだ。ありがとう。」

浅倉「覚えてる?」

橘「え?」

浅倉「一度、ここへ来てって誘った時、私は知らない間にあなたを傷つけていたと思った。って言ったこと。今回は本当にあなたを傷つけていたと反省しています。本当にごめんなさい。」

橘「そんなことないよ。」

浅倉「そんなことあるよ。だから、私はあなたとお付き合い出来る人間ではない。」

俺は結花のそばへ近寄って抱きしめた。

橘「俺には君が必要なんだ。君を誰にも渡したくない。」

浅倉「橘くん」

橘「もう一度言う。俺と付き合ってください。」

結花は泣きながらうなずき、キスを交わした。





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