君を離さない
隣の席
俺の名前は橘隼人。15歳の高校1年生。

恥ずかしい話、まだ一度も女の子と付き合ったことがない。

結花「あの、よろしくね。」

なんで、よりによって俺の席の隣に転校生の女の子が座るんだ。


男子生徒「おー、隼人!えーのー。転校生の女の子にイタズラするなよ。」

男子生徒「浅倉さん、こいつ気をつけた方がいいよ。」

橘「ったく~」

ただ俺は女の子に対して口下手と言うか、苦手と言うか。

教師「こらこら、雑談はそれぐらいにして授業をはじめるぞ。橘、浅倉さんに教科書見せてやりなさい。」

俺は隣の浅倉さんが座っている机と俺の机を引っ付けた。  

浅倉「橘くん、ごめんね。」

俺は声を出せなく、ただ頷くだけだった。

こんな近くに女の子の顔があるなんて。

それに、なんだ。この石鹸のような香りは。これが女の子の匂いなのか?

俺は一人で勝手に興奮していた。
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