君を離さない
マドンナ
浅倉結花が転校してきてから3ヶ月が経ち、すっかり男子生徒のマドンナに。そして女子生徒からも好かれていた。

俺は相変わらず授業中も窓の外を見てボーっとしていた。

そんなある日、授業中に窓の外を見ていたらシャーペンで俺の横腹をツンツンしてくるのが分かった。

そして横を振り向いたら、結花は俺に小声で昼休憩に屋上へ来て。って誘われた。

意味が分からないまま昼休憩になり屋上へと上がった。

屋上に上がると他のクラスの恋人が立ち話をしていた。

そして結花が下を向いていた。

俺は、｢浅倉さん。｣と声をかけた

浅倉さんは笑顔で俺に近づいてきた、

橘｢どうしたの？屋上に呼び出して｣

浅倉｢橘くん、私、橘くんに嫌われるようなことした？｣

橘｢え？｣

浅倉｢だって橘くん、私に対して冷たいって言うか、あんまり喋ってくれないんだもん。｣

橘｢いや、その、ご、ごめん。｣

浅倉｢私、最低な人間だね。知らないうちに人を傷つけていたんだもん。橘くん、ごめんね。｣

そう言って裕美は屋上を降りて行った。

橘｢違うんだ。｣

しかし、その言葉は結花には届かなかった。

俺の方が悪いんだ。何故か女の子に話しをしようとすると緊張して何も喋れない性格。それを直さないといけないのに出来ない。
< 4 / 14 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop