君を離さない
川の土手
あ~あ、どうしたらいいんだ。

性格変えないと、これから女の子に誤解されるどころか嫌われてしまう。

男には何でも言えるのに何で女の子には喋れなくなるんだ。

俺はため息をつきながら川の土手を歩いていた。

俺は川の土手で立ち止まった。

結花じゃないか?

結花が土手の下で制服姿で座っている。

俺は結花に近づき声をかけた。

橘「浅倉さん」

浅倉「あっ!」

橘「浅倉さん、今日、学校休んだのって俺のせい?」

浅倉「う~ん。違うの。私、あなたを傷つけていたと、ずっと悩んでて。橘くん、私、どうしたらいいの?」

結花は泣き出した

橘「違うんだ。浅倉さんは全然悪くない。悪いのは俺の方なんだ。俺、女の子の前では緊張して何も喋れなくなるんだ。決して嫌いとか、そう言う意味ではないんだ。俺、今まで誰とも付き合ったことないから女の子とどう接していいのか分からないんだ。」

浅倉「橘くん。」

橘「だから浅倉さんは悪くない。人を傷つけていたのは俺の方だ。浅倉さん、ごめんね。」

結花は俺の胸で号泣した。

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