渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~
「その姿勢……たまにはこうして、お前から俺を求めるような事をさせるのも……良いな」
「ガイアス……っ、やめて、そんな事を言わないで……」
羞恥心に涙を滲ませたカルデアに、ガイアスは妖艶に微笑んで、ボタンへと手をかける。
そして、一つ一つ外していくと、ドレスがパサリと寝台に落ちた。
「これから先も、俺は飽く事なくお前だけを求め続けるのだろうな」
「っ……私も、あなただけだわ……」
(こんな風に、奪って欲しいと願うのはあなただけ)
ガイアスはゆっくりとカルデアに身を沈めていく。
優しく胸元に口付けて、愛おしむようにその手で触れる。