キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
麗夜Side
「スケートだってジャンプ力必要だし、回転力も必要!サッカーよりも体制が難しい!それなのにあなた!新しい可能性を信じないで何を信じてるの?!」
っ!!確かにそうだよ。あこちゃんのゆーとーりだよ。
でもこんなに怖いとは知らなかったな。俺の恋心は…さっきのことだけで、砕けた。
これだから俺、女ったらしのタラちゃんって言われるんだよ。
「ごめん。やっぱ俺…信じてみるわ。」
「そうよ。それで良いんです。何かごめんなさい。」
と涙ながらに誤るあこちゃん。砕けた恋心は元に戻り恋心が生まれた。
コンコンガラガラ!
「あこー!あ、お姉ちゃん!イケメン君来たぁ?って居た!拓君!居るわ!」
ショートカットの可愛い女の子はあこちゃんの妹らしい。そういえば一緒にいる女の子も可愛いと評判があったな。こいつかな?
そして拓君と言われているイケメン君はあこちゃんの彼氏さんかな?
「は、始めまして!田中みこです!あことは双子で、妹です!」
「俺は拓。あこの友達?かな。彼氏では無いんで。そこんとこよろしく。」
と顔を赤くしたみこちゃんとは違く、さわやかなスラッと言った拓君。
二人とも一年生とは思えないな。あこちゃんもだけど。大人っぽい。
それに比べて俺は…。子供っぽい…。
みこちゃんはふわふわした女の子らしいワンピをみにまとっている。
それに比べて拓君は…The男って感じ。
肌着無しでショーパンの拓君は女の子に狙われるな。
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