キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。

星に願いを。

その日の夜は近くの段ボールを使い家にして寝た。
でもやっぱり見つかってしまいそうなのでちょっと遠くって行ったら嘘になるけど、…結構遠いところに移動して寝た。歩き疲れた為。笑笑
携帯を持ってきた。スマホだけどう～ん。うるさいな。
LINEやらＥメールやらみんな送ってくるからご近所迷惑だし！
あ！てかマナモにしないと見つかっちゃう！
マナーモードに、設定しました！フゥー。よし完了！
後は明日の朝孤児園に行ってどうにかしてもらわないと…。
ごめんね？看護師さんたち。みんな。先生。みこ。
その日の夜中。
ポタポタ…。ベチャッ！フニャフニャ…びしょびしょ…
ん？濡れてる…雨かな？あ…そうだった。段ボールだから雨に弱いんだ…。
よいしょっとまだ眠りから覚めない体を無理矢理起こした。
近くに屋根があるところを探さなきゃ！
と思って歩きはじめたところで…。
「へ、へ、ヘックッション！チーン！」
はぁ。雨にしばらく濡れてたから風邪でも引いちゃったかな。