キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
「えー?でもさーうちの家団地だよ?ほんとは。今は団地を建て直ししてるからおじいちゃんの別荘に住んでいるだけだし。」
「あこん家はおじいちゃんが有名会社の社長何だよね?」
「まぁ。自慢にはなっちゃうけどそうだよ。おじいちゃんまだ60歳だからね。」
「え?!若くない?!お母さんが35歳だよね?つまりおじいちゃん25歳の時にお母さんが生まれたんだね。それであこはいま17歳だから。お母さんは18歳のときにあこを産んで、おじいちゃんは43の時におじいちゃんになったんだ!」
「え。若すぎるよね。じゃあおじいちゃんほんとはもっと老けてるんじゃない?」
「言われてみたら変だよね。お母さんは良いとしてもおじいちゃんはさすがになぁー。あ、もしかしたら訳あり何じゃない?おばあちゃん。離婚して今のおじいちゃんと再婚みたいな。」
「その可能性もあるね。お母さんなら知ってるかな?」
「その前に今お母さんが来たんだからさ。連絡がお母さんのところにまで行き渡ったんだよ?すこしは自分の心配めしなきゃ!」
「そうだよね。ありがとう。そろそろ寝よっか。」
「そうだね。お休みー。」
「うん!お休み!」
私はそのあと名雪にくっついて寝た。
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