キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
「まぁそれは名雪の気持ち分かる。せっかくの記念日なのに何も無いのはちょっと…」
すると…ピーンポーン!どんどんどん!
「私が出るから待っててね。充だったらどうする?
「充だったら…私はいませんって言って…」
「分かった。絶対声を出したら駄目だよ。良い?」
「グスン分かった…グスングスン。みつるぅ(泣)グスン」
そして私は分からないほどに変装をして出た。
そして鏡を見て、よし!バッチリ変装できてる!ガチャ!
「誰ですかぁ?あたし忙しいんですけどぉ?」
そこにはなななんと!噂をすれば充っちが居た!
「山口充です。中村名雪さんはいらっしゃいますか?」
充…あんたのせいで名雪は!
「名雪ですかぁ?あたし昨日から名雪と遊んでた親友ですけど、帰ってきてないですよぉ?」
バッチリギャル風口調もオッケーだわ!カツラも用意しといて良かった!メイクもバッチリ!
「そうですか…。実はさっき喧嘩しちゃって…。今日記念日の為にサプライズしようと計画してたんですけど、逆にこれじゃあ嫌われちゃいましたね。はは…。俺、何やってんだろ?あいつの気持ちも考えないで…。彼氏失格だな。」
と泣き笑いしてそういった。
< 134 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop