キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
あこSide
私はあのあと9時に朝日の眩しさに目を覚ました。
スマホに着信とかないか見てみた。
すると、たっくんから着信が来ていた。
約束の時間までまだ3時間もあるのにどうしたんだろー?かけて見よー。
プルルルル。プルルルル。プルルルル。ピ!
『あこ!やっと出たー!おい。早くしろよ。もえ約束の時間過ぎてるぞ!』
「へ?約束の時間まだまだ3時間も先だよ?」
『は?お前8時って言ってなかったか?』
「なに言ってるの?私は12時くらいね!って言ったの!たっくんまさか聞いてなくて違う人との約束の時間と勘違いしてるんじゃない?」
『マジかよー。4時間も損してるし!俺一旦帰るわーまた後でな』
プチ!ブーブーブーブー
はぁ。たっくんもしかしたら浮気してるかも。
たっくんが美人の女の人と歩いてるって名雪にも言われてたし、たっくんと別れよーかなー。
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