キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
ふと夢を思い出す、するととある感情が湧き出してきた。
そっか。俺はあこが好きだったんだ。
…いや。今も忘れられないくらい好きなんだ。
学校で潤と話していたとき、
「拓。俺田中さんに告る。」といきなり潤が真面目に言ったから俺は飲んでいたアクエリアスを吹き出しかけた。
「は?!それ本気か?!」
慌てて潤に聞いた。
「あぁ。本気だ。」
その目には覚悟が宿っていた。
こんな時どうしたらいいのであろう。
笑い飛ばすか?へぇーって受け流す?
俺はどうしたらいいんだ。
ぐるぐると頭の中で言葉が流れる。
俺は自然と廊下に出ていてそのまま倒れた。
< 17 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop