キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。

そのあと名雪にないしょで家に帰る私。　　
その道の途中事件は起こった。　
トントン
「ハァーハァー。お前、どこ行ってたんだ？！」
そこにはたっくんが居た。汗だくで正直キモい。
「どこって、病院の帰り道だけど？」
「なら何で薬をもらってない。」
そうだった。普通なら貰うもんね。
「病院では貰えなくて、これから薬局行くところなの。」
やばい。罰が当たったのかな？ガチに目眩がする。
「お前、嘘着いてるのは分かって…おい！」
私の視界はグラリとし、倒れてしまった。バタリ！
意識の最後は、たっくんに包まれた瞬間だった。

数日後、私は病室で目を覚ました。
今ではバリバリ元気！と言いたいところなんだけど、悪阻が酷いの。
これで分かったよねー？
ここで重大発表がありまーす！
私、田中あこと谷川拓は結婚しましたぁ！
そしてそしてー妊娠しました！

最後のデートはお家デートで、プロポーズされちゃってー！
先生に倒れたのは妊娠のせいらしい！と言われましたぁ！