キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
「あ!つまり私は、なにものかにしらんうちに、引かれて死んだってことか!」
するとあこもあっ!という顔をした。
「なるほど!私もわかった!」
すると美雪はそういうことといった。
「そういえば名雪ここ初めてでしょ?案内してあげるね!」
とあこに言われコクんとうなずき歩き出す。
そこには、私達の幼い頃に亡くなった親友も居た。
中塚恋華ちゃん。小児ガンだった。亡くなったのは、5歳という若さだった。
私にはまだまだそういう事が分からなかったけど、永遠のお別れだって事は雰囲気でわかった。
箱の中で眠っているように見えた。
最後に恋華ちゃんは、『名雪ちゃんとあこちゃんと美雪ちゃんに、ありがとう。大好きだよ。って伝えて欲しい』と言われたらしい。
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