キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。

でもやっぱり、変わってた。
恋華ちゃんはちゃんと天国でも成長してた。
ゆめかわいい服を着てたのに、クールな大人っぽい服を着てる。
考え方も変わってた。私達よりも大人な考え方だった。
「名雪？どうしたの？ぼーっとしてさ」
恋華ちゃんに言われてハッと我に返った。
心配そうな顔はまるで天使！可愛すぎて女の私でも恋しちゃいそう！
って何変なこと考えてるんだ！
「え、あ、大丈夫だよ！ちょっと考え事してただけ！」
と慌てて平然を装うと恋華ちゃんは笑顔で良かった！と言った。
カァーッと顔が熱くなった。
どうしても可愛すぎて、男だったら告るところだったよ！
「…名雪ー。ちょいとこっちへ」
と美雪に真顔で言われたので仕方なく行った。
何があるんだろう。怖い…。