キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
「そうだよ。確か病弱で良く入院してたはず。」
よく内緒でお見舞いに行ったものだ。懐かしいな。
「そうだったかしら?お母さん良く覚えてないわ」
腑に落ちない曖昧な表情だった。
その日の夜も、また似たような夢を見た。
『あっちゃん!僕ね、また入院するんだー。』
『そーなのー?じゃあ、あっちゃん毎日お見舞いいくー!』
『うん!楽しみにしてるね!』
何でこの時お母さんが駄目と言ったのかな。
行きたかったよ。本当は。
『あっちゃんね、インフルエンザなの。だから入院してるんだー。』
『そーなのー?僕も入院してるの。また病気にかかったからー。でもあっちゃんとは違う病棟だと思うー。』
『えー!たっくんの方が重い病気なの?』
『そーかも。…』
たっくんが何かを言おうとしたときに私は目が覚めた。
階段を降りお母さんに、
「おはようお母さんー。拓ってさ重い病気だったっけ?」
お母さんはパンを焼きながら、
「え…。もしかして、何か思い出したの?」
またもや焦ったような表情で聞いてきた。
「夢の中でねたっくんが重い病気何だって」
「気にしなくてもそのうち分かるわ。」
そのうちって、なに。
よく内緒でお見舞いに行ったものだ。懐かしいな。
「そうだったかしら?お母さん良く覚えてないわ」
腑に落ちない曖昧な表情だった。
その日の夜も、また似たような夢を見た。
『あっちゃん!僕ね、また入院するんだー。』
『そーなのー?じゃあ、あっちゃん毎日お見舞いいくー!』
『うん!楽しみにしてるね!』
何でこの時お母さんが駄目と言ったのかな。
行きたかったよ。本当は。
『あっちゃんね、インフルエンザなの。だから入院してるんだー。』
『そーなのー?僕も入院してるの。また病気にかかったからー。でもあっちゃんとは違う病棟だと思うー。』
『えー!たっくんの方が重い病気なの?』
『そーかも。…』
たっくんが何かを言おうとしたときに私は目が覚めた。
階段を降りお母さんに、
「おはようお母さんー。拓ってさ重い病気だったっけ?」
お母さんはパンを焼きながら、
「え…。もしかして、何か思い出したの?」
またもや焦ったような表情で聞いてきた。
「夢の中でねたっくんが重い病気何だって」
「気にしなくてもそのうち分かるわ。」
そのうちって、なに。