キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
みこSide
家にて
あこみこ「ただいま!」
とりあえずあたしはかなと君の様子を見に行った。
コンコンガチャ!
「かなと君ー。帰ってきたよー!」
そこにはまた少し顔色が良くなったかなと君がいた。
「お帰り!お腹すいたー。ラーメン食いてー。」
「ダメ!病人何だから!おかゆを少しアレンジするから!」
「へいへーい。全くお前は母ちゃんか!」
あ、れ?何で涙が出てきたの?
「お、おい!何で泣いてんの!お、俺の性か!ご、ごめん!」
「違うの。前のお母さんが恋しくて。」
するとふわっとした。
何とかなと君に抱きしめられていたのだ!
「ちょ!ちょ!な、何すんのよ!」
「安心しろよ。俺がついてるから。」
今気づいた。あたしはかなと君が…好きなんだ。
「…それって告白として受け取っても、良い?」
「あぁ。俺は…お前が…好きなんだ。好きすぎて困っちゃうくらい」
そして私達は付き合って初めてのキスをした。
もう肺炎なんてどーでもいいし、うつたって構わない。そう思った。
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